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By : ilikephone / On : 02/04/2023

中古車購入チェックポイント [2021.12.15 UP]

中古車はブラックでも買える?「ブラックリスト入り」とはどういう意味?

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借金や支払いの滞納があると名前が載るとされているのが「ブラックリスト」です。実際にそういう名前のリストがあるわけではありませんが、個人の金融関係の信用情報がさまざまな業者間で共有されることで、車の購入時にローンが組めないなどの不利益が生じることがあります。ここでは、ブラックリストに載るのはどのような理由からなのか、それによってどんなデメリットが生じるのか、リストに載ったらどうすればいいのかを説明します。この記事の目次
  1. ブラックリストに載るとさまざまな不利益が生じる
  2. 「ブラックリスト」とは何か
  3. ブラックリストに名前が載る典型例
  4. ブラックリストに載ることのデメリットは何か
  5. 自分がブラックリストに載っているか確認することもできる
  6. ブラックリストに載ってもカーローンは利用できるか?
  7. ブラックリストに載っても審査に通るようにするには?
  8. カーリースは利用できるか?
  9. まとめ

ブラックリストに載るとさまざまな不利益が生じる

ローンやキャッシングの返済遅延、携帯電話やスマートフォンの利用料金の支払い延滞といった情報を「事故情報」として、金融機関の間で共有されます。以下でもう少し詳しく説明しますが、これがブラックリストに載ってしまう原因です。こうなると、大きな買い物をする時にローンが組めなくなるなどの問題が生じます。ここでは、まずブラックリストに載る理由として主にどんなものがあるのかを確認していきましょう。また、万が一「ブラック入り」した場合、それでも分割払いでの中古車の購入は可能なのか、それはどんなやり方になるのか、といった内容も説明します。

「ブラックリスト」とは何か

ブラックリストという名前のリストが実際に存在するわけではありません。しかし、クレジットカードやローンの支払いの延滞、自己破産などの事実があったりすると信用情報機関に登録されます。それが「ブラックリストに載る」と表現されます。信用情報機関に登録される内容は、氏名・生年月日・住所・電話番号・勤務先の名称・運転免許証の番号・現在の借入金額・過去の返済履歴などです。これらが「事故情報」として登録されて、金融商品を扱っている企業や組織、各金融機関などの間で共有されます。登録された人が新たにクレジットカードやローンを申し込んだり、キャッシングの増額を申請したりすると、企業側は信用情報を確認します。そうして、返済能力の有無やこれまでの経歴から社会的信用がある人かどうかを判断しています。

ブラックリストに名前が載る典型例

ブラックリストに名前が載ってしまう原因にはいくつかパターンがあります。その主な典型例は以下になります。・61日以上または3ケ月以上の支払い遅延・延滞があった…・返済不能になった…・破産した…・携帯電話やスマホの料金の分割払いを滞納した…債務整理を行った場合債務整理には、「任意整理」「個人再生」「自己破産」などのパターンがあります。いずれも、お金を借りている側の都合で債権者に約束していた内容を変更することを意味します。そのため、返済能力に難ありと判断されてブラックリスト入りとなるでしょう。なお、債務整理と似たもので位置づけが微妙なものに「過払い金請求」があります。これは過去に払った違法金利分にあたるお金を返還してもらう手続きです。原則的に過払い金請求の手続きを行った場合は、ブラックリスト入りとはなりません。ただし、過払い金を受け取ってもなお残債があるという状況では、ブラックリストに載ってしまう可能性があります。請求手続きの際に弁護士などにきちんと確認しましょう。

ローンやカードの返済を長期間滞納した場合

住宅、車、教育ローンや、ネット通販用にクレジットカードを利用している方も多いでしょう。これらも「借金」の一種なので、支払いの遅延や滞納があると遅延損害金の発生に加えてブラックリスト入りすることになるので注意が必要です。一般的には、こうした借金について「3ヶ月以上の延滞もしくは61日以上の延滞の繰り返し」が発生することでブラックリスト入りとなります。支払いをちょっと忘れてすぐに返済したという程度なら問題ありません。ただし、それが複数回続くとリスト入りします。特にクレジットカードは、リスト入りとは別にカードそのものが使えなくなる措置を取られたりすることもあるので、使用にあたっては注意が必要です。

短期間で複数の借金の申し込みをした場合

借金の返済が滞った場合だけではなく、カードやローンの申込手続きに問題があることでブラックリスト入りしてしまう場合があります。よくあるパターンは、複数のカードに一気に申し込んだというものです。クレジットカード会社はたくさんありますが、「お金が必要だから…」という理由で複数のカード会社に一気に申し込む方が時折見られます。これは、申し込みの手続きに問題ありと見なされてブラックリスト入りする典型的な例です。カードのみならず、ローンの申し込みでも同じことが言えます。審査に通るかどうか自信がないという理由で複数の申し込みを一気に行うのは、かえって逆効果になるでしょう。

スマホの分割払いを滞納した場合

最近になって増えているのが、携帯電話やスマホの分割払いを滞納したとしてブラック入りするケースです。カードやローンなどとは一見無関係のようですが、分割払いが思わぬ落とし穴になります。携帯・スマホの通話料金は借金ではありませんが、端末料金の分割払いは「割賦販売」として借金と見なされます。端末料金の支払いが毎月の通話料金に含まれていると、毎月借金を返済しているのと同じことになるのです。ローンなどの返済で滞納がある方は、携帯電話やスマホ料金の支払いも遅れがちになることがよくあります。これらの滞納が積み重なってブラック入りし、泥沼に陥るケースも少なくありませんので注意しましょう。

ブラックリストに載ることのデメリットは何か

カード会社や金融機関は、クレジットカードやローンの契約を結ぶにあたり必ず申込者の信用情報を調べます。ブラックリストに名前が載っていると、「返済能力に難あり」と判断されるので審査に通りにくくなります。ローンについては、住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなどの種類がありますが、いずれも利用に制限がかかるでしょう。また、クレジットカードを新規に作ろうとしても、審査が通りにくくなります。新規の申し込みだけではなく、契約更新時にも信用情報の確認が行われることがあります。例えばクレジットカードは使用期限が決まっており、基本的に自動で更新されますが、ここでも信用情報調査が行われるので注意が必要です。

自分がブラックリストに載っているか確認することもできる

今現在自分がブラックリスト入りしているのか、あるいはかつてブラック入りしていたが現在はどうなっているのかを確認したい場合は、信用情報機関に開示請求をかけることで教えてもらえます。信用情報機関は、以下の3つです。・全国銀行個人信用情報センター(KSC)・株式会社日本信用情報機構(JICC)・株式会社シー・アイ・シー(CIC)この3機関によって、全国の金融取引上の情報やブラックリストなどの内容を管理共有していますが、保持している情報の種類や保存期間には微妙な違いもあります。それぞれの手続き方法は以下の通りです。・CICとJICCの場合申込手続きはオンライン、郵送、窓口のいずれも可。500円~1,000円の手数料が必要。・KSCの場合手続きは郵送のみで、1,000円の手数料が必要。

ブラックリストに載ってもカーローンは利用できるか?

カーローンは「銀行系ローン」「ディーラーローン」「自社ローン」に大別できます。ブラックリスト入りしていても、これらは利用することができるのでしょうか?結論を先に言えば、ブラックリスト入りしている場合は銀行系ローンの利用はほぼ無理とされていて、ディーラーローンと自社ローンは少しハードルが低めです。次で詳しく説明します。

銀行系ローンはほぼ利用できない

まず銀行系ローンですが、これは銀行などの金融機関から融資を受けるもので、ディーラーローンと比べて金利は低めです。ただし、審査は厳格に行われるためブラックリスト入りしている場合はほぼ利用できないでしょう。各金融機関は3つの信用情報機関のいずれかに登録しており、全国の金融取引上の情報やブラックリストの内容を共有しています。これにより、自社以外の全国にある金融機関の事故情報を確認することが可能です。ちなみに、銀行員が自己破産するなどして債務整理を行うと、勤務先の銀行には一発でバレてしまいます。また自己破産に至れば、一部の業務に必要な資格が失われてしまうこともあります。それくらい銀行のチェック体制は厳格です。

ディーラーローンは利用できることもある

自動車販売店である「ディーラー」によるディーラーローンは、貸付額に制限があったり金利が高かったりといった難点はあるものの、銀行系ローンよりは審査のハードルが低いのが特徴です。ブラックリスト入りしている方でも、きちんと頭金を用意したり、保証人がいれば審査に通る可能性があります。ディーラーローンでは、まずディーラーと提携している信販会社や保証会社がまとめて車の代金を支払います。そしてユーザーは買った車を担保として、信販会社・保証会社に対して購入代金とその利息分を分割して返済していくという仕組みです。

自社ローンも利用できることがある

大手チェーン店などに限られますが、最近は「自社ローン」というサービスも増えています。自社ローンは、銀行系ローンやディーラーローンとは別に、中古車販売店が貸主になって分割払いを設定してくれるというものです。自社ローンのいいところは、金融機関を通さない販売店独自のサービスなので、ブラックリストに登録されていても比較的審査に通りやすい点です。同じ理由から、手続きも短期間で済ませることができます。ただし、金利が割高ですし、保証人が必要になるなどの条件もあるので注意が必要です。また、ローンの支払いが終わるまでは車の名義は販売会社になっているので、会社が倒産した場合などは車を差し押さえられてしまうリスクもあります。

ブラックリストに載っても審査に通るようにするには?

ブラックリストに名前が載ると、基本的にローンを組むのは難しいと考えた方がいいでしょう。銀行系ローンはまず無理で、可能性がゼロではないのはディーラーローンと自社ローンということになります。では、手続きの際はどんな点に注意すればいいのでしょう?ここからは、少しでも審査に通る確率を上げるためのポイントを説明します。

申込時に虚偽の内容を申告しない

ローンの手続きの際、「申込書の内容を正直に書いたら審査に通らないのではないか」と心配になるかもしれません。しかし、だからと言って嘘を書いてバレてしまえば審査に落ちますし、最悪の場合は私文書偽造の罪に問われます。たとえブラックリスト入りしていても、虚偽の内容で申し込むのは絶対にやめましょう。お金を貸す側も、審査時には提出書類や信用情報の内容を照合しますので、虚偽の内容で申告してもすぐにバレます。

一度「仮審査」を受けておく

審査には「本審査」と「仮審査」があります。仮審査とは、借り入れできるかどうかを本審査の前にチェックするもので、本審査と比べて手続きが簡単な上に、審査結果も早く確認できる点が特長です。実務的にも、事前に仮審査を受けておくことでその後の本審査もスムーズになる傾向があります。また、この時に借りられる金額の目安も確かめることができるので、借りる側も返済スケジュールの設定や見直しに役立てられるでしょう。ブラックリストとの関係で言えば、「仮審査は記録に残らない」というのが利点です。複数の金融機関で本審査を立て続けに受けるとそれだけでブラックリスト入りしますが、仮審査なら落ちても記録に残らないので大いに活用できます。

頭金を多く準備する

これはブラックリスト入りしているか否かに関係なく言えることですが、ローンを組む際の「頭金」はできるだけ多く用意することをおすすめします。金額の相場としては本体価格の2~3割程度が一般的です。特に自社ローンの場合は、まとまった金額が必要になるので注意が必要です。頭金を多く用意できれば、借りる分もそれだけ少ない額で済みますし、返済能力についても問題なしと見なされるでしょう。また、頭金を用意しても借入可能額は変わらないので、頭金の分だけ購入する車のグレードアップやオプションの追加などが可能になることもあります。

滞納している分を返済する

借金返済の滞納が理由でブラックリストに名前が載ったら、基本的にはローンが組めるかどうかよりも、いかに借金を完済するかが最優先課題です。それが解決すればローンを組むのも可能になるからです。信用情報には現在の返済状況などの情報も載りますので、滞納分は効率的かつ速やかに埋めていきましょう。短期的に見るなら一回の返済額が大きいものを優先的に、また長期的に見るなら高金利のものから優先的に埋めるのが効果的です。

ローンの借入額をできるだけ少なくする

車の購入時には、まず頭金を多く準備するなどして、とにかくローンの借入額を少なくすることが大切です。ローンの審査の対象となるのは車の本体価格ではなく、あくまでも借入額の方です。よって借入総額が返済負担率を超過しそうなら、負担率の範囲に借入額が収まるように頭金を算出し、借入額そのものを減らすことを検討しましょう。購入する車については、できるだけ安い価格のものを選ぶようにするのも借入額を少なくする一つの方法です。

ブラックリストがリセットされるまで一定期間待つ

ブラックリストは、一度掲載されても一定期間を過ぎればリセットされるので、それまで待つという方法もあります。リセットされるまでの期間は、ブラック入りした理由によって異なります。例えば、ブラック入りした理由が借金返済の延滞や滞納であれば完済した日から約5年、債務整理のうち任意整理なら支払い終了後約5年、個人再生もしくは自己破産の場合は手続き後約5~10年です。ブラックリストへの登録内容は、それぞれの信用情報機関で保存期間が決まっています。この登録内容の削除を申し込むような制度はありませんし、借金を返済するとすぐに登録解除されるわけでもないので、とにかく待つしかありません。ただし、待っている間にまた借金返済の延滞が発生したり、何度もカードの審査を申し込んだりすると、情報がまた信用情報機関に登録されてしまいます。すると、ブラックリストの解除までまた時間がかかることになります。

カーリースは利用できるか?

年単位の契約で車を借りて毎月一定金額を支払う「カーリース」も、サービスの仕組み自体は借金と同じなので、カーローンと同じく審査があります。リース会社によって審査基準は異なるので、利用したい場合は確認してください。一般的にカーリース契約で審査対象になるのは、年収・勤続年数・債務履歴・資産状況などです。年収が一定の額を下回っていたり、非正規雇用だったりすると保証人が必要になることもあります。ただし、カーリースの場合は年収の大きさよりも「毎月安定した収入があるか」が重要視される傾向にあるようです。こういった条件をクリアできれば、ブラックリスト入りしていても利用できる可能性があるでしょう。

まとめ

①ローンや分割払いなどの借金を滞納するとブラックリストに載る②ブラックリストに載ると、新たなローンが組めないなどのデメリットがある③ブラックリストに載っても、ディーラーローンや自社ローンならカーローンを組めることもある④ブラックリストに載っても、審査に通るようにするには、虚偽の内容を申告しない、事前に仮審査を受けるなど、いくつか方法がある⑤カーリースも審査が必要だが、保証人を求められることがある

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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