紙書類のスキャンはもっぱらスマートフォンで行う俺 - ケータイ Watch

沿って : Ilikephone / On : 31/03/2022

スキャナー専用機が不要になりつつある時代?

 スマートフォンはさまざまなモノを吸収してしまった。携帯ゲーム機でしょ〜時計でしょ〜音楽プレイヤーでしょ〜電卓に辞書に雑誌でしょ〜……挙げればキリがないし、挙げるほどにな〜んか寂しくもなってくる。

 残すべきモノもあると思うのだが、まあそれはさておき、スマートフォンに吸収されて「こりゃ便利」と思えるのが「デジタルカメラ」だ。最近のスマートフォンは特に高画質化が著しいので、コンパクトデジカメなどの出番が激減している。

今時的スマートフォンのカメラは高性能。これはiPhone 12 miniだが、デジタルカメラとして十分に役立てられる性能がある。iPhone 12 miniで撮ったスナップ。場合によってはミラーレスデジタル一眼カメラよりも「好印象」と思える写真が撮れちゃたりする。

 そんなわけで俺もスマートフォンのカメラを使いまくり。そして気づいてみたら紙書類のスキャンもスマートフォンで行いまくりになっていた。また、そのためのアプリもけっこう存在している。

例えば「CamScanner」アプリ。iOS版とAndroid版があるが、スマートフォンのカメラで紙書類を撮影すると半自動で整形してくれる。

紙書類のスキャンはもっぱらスマートフォンで行う俺 - ケータイ Watch

 ちょっとした紙書類のデジタル化なら、スマートフォンで↑こういうよーなアプリを使えば事足りてしまう。特に最近のスマートフォンだと、そもそもカメラが高画質なので十分に実用的なスキャンができる。

 なのだが、このテのアプリを使うと、「ラクに紙書類をスキャン」できるものの、そのラクさのしわ寄せも出たりする。使い方によってはスキャン結果がイマイチになったり。後で「アーッ!!! 読み取れない箇所があるーッ!!!」みたいなコトも。

左がCamScannerでスキャンしたもの。斜めの画像を処理しているため、場合によってはカメラ本来の解像度でのスキャンができなかったりする。右はスマートフォンのカメラアプリで撮ったもの。その差は歴然だ。なお、どちらの画像もiPhone 12 Pro Maxによるもの。また、この書類(以降もサンプルとして登場する)は平成4年(1992年)の俺の預金通帳であり、現在の俺は昔の預金通帳をスマートフォンを使ってデジタル化している最中なのであった。

 上のスキャンの違いはやや極端ではあるが、お手軽スキャンアプリだと原本のイメージがけっこう損なわれることがある。そうならないためには、お手軽スキャンアプリであっても、ある程度マジメな姿勢と環境でスキャンする必要がある。

 となると「な〜んだ、あんまりお手軽じゃないじゃん」と。そして「最初からスマートフォンのカメラアプリで撮ればいいかな」とも。まあこのテのお手軽スキャンアプリは、撮影もその後のファイル管理までアプリ任せにできるといったトータルのお手軽さが良いのだが。

 さておき俺の場合、近年はスマートフォンの純正カメラアプリを使い、紙書類のスキャンを行っている。で、そのスキャン方法(撮影方法)がだいぶ固まり、かなり良好な結果がコンスタントに得られるようになったので、今回はその方法などについて書いてみたい。なお、以降でスキャン(撮影)に使っているスマートフォンはiPhone 12 Pro Maxだ。