Engadget Logo エンガジェット日本版 相変わらずの完成度。最新スマートウォッチ HUAWEI WATCH 3レビュー

沿って : Ilikephone / On : 07/07/2022

ファーウェイが新型スマートウォッチ「HUAWEI WATCH 3」を8月6日に発売しました。独自OSのHarmmonyOSを搭載する初のスマートウォッチです。

同社のスマートウォッチといえば、デザインがよく電池持ちがいいのも特徴。国内ではHUAWEI WATCH GT 2が発売されていますが、デザイン的にはその42mmモデルに近い印象です。シリコンバンドのスポーツモデルとレザーバンドのクラシックモデルをラインアップします。

そんなHUAWEI WATCH 3を数日間ですが試用する機会があったので、簡単にレビューをお届けします。

綺麗めデザインの大型スマートウォッチ

ディスプレイは1.43インチのAMOLEDで、解像度は466x466ピクセル。ベゼルがやや広めですが、ラウンドデザインと相まって、ほとんど気にはなりません。また、本体サイズも46mmと大型ですが、変なゴツさもなく、どんな服装にも似合いそうです。

本体側面には回転式のクラウン(竜頭)と四角いサイドボタンを搭載。クラウンは回転させることで、画面のスクロールや音量調整などを行えます。

背面には心拍センサーを搭載。心拍のほか、血中酸素濃度(SpO2)の計測にも対応。また、皮膚温度も計測できるのが特徴です。

なお、充電は専用のスタンドを利用するワイヤレス方式なのですが、Qi規格に対応しており、通常のワイヤレス充電台や、スマートフォン背面でのリバース充電も行えます。

機能としては、100種類以上のワークアウト計測に対応。スマートウォッチ単体でHUAWEI AppGalleryからアプリのインストールも可能です。ちなみに、特別「HarmmonyOSらしさ」といったものは感じず、従来通りのHUAWEIのスマートウォッチという印象です。

なお、せっかくの綺麗で大きなディスプレイですが、試用している間に画面を見る機会はかなり少なかったです。心拍や血中酸素などは常時計測にしていますが、都度眺めるようなものではありません。メールなどの通知は来た時に見るものの、従来モデルと同様、確認できるのは件名のみとなっています。

ヘルスケア系のデータ収集は優秀で、心拍、血中酸素濃度はもちろん、屋外ランニング時にはVO2Max(最大酸素摂取量)も計測可能。そしてこのご時世にはうれしい手首の皮膚温度(体表温度)測定にも対応します。

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デフォルトでは、測定は手動での都度になりますが、設定から自動での継続測定に変更も可能。医療機器ではないのであくまでも参考程度ですが、寝ている間や起床時の温度変化を確認することで、自身の健康状態を把握できます。ちなみに、外気温の影響を受けますが、手首の温度は32℃から34℃が概ね正常の範囲だそうです。

皮膚温度、SpO2の常時計測をONにするとバッテリー持ちは約1日

そんなHUAWEI WATCH 3での計測データは、スマートフォン用のコンパニオンアプリHUAWEI Healthで確認できます。なお、同名のアプリはGoogle Playにもありますが、そちらからインストールしたものではHUAWEI WATCH 3は利用できません。HUAWEI AppGalleryからインストールするか、すでにインストール済みであれば、HUAWEI AppGallery版で更新する必要があります。これまでHUAWEI WATCH GT 2などを利用していたユーザーは注意が必要でしょう。

AppGallery版も基本的にはGoogle Playでインストールするものと変わりません。各種計測値の表示については、これまで通りにとても見やすく、各項目についても詳しく説明されておりかなり優秀です。

デフォルトでは皮膚温度と血中酸素は都度測定となっています。これは設定から自動測定に変えることも可能です。

ただし、これらを有効にすると、バッテリーが約1日しか持たなくなります。3日程度は持つのがHUAWEIのスマートウォッチのいいところなので、これはなかなか悩ましいです。とはいえ、皮膚温度は自動で継続的に測ってほしいところなので、やむなしといったところでしょうか。

こうした点を考慮しても、スマートウォッチとしての完成度は相変わらず高く、アプリの使い勝手も良好です。バッテリー持ちが悪くなるは、Qi充電の利便性でカバーできそうです。

ただ、HUAWEI公式サイトでの価格が、スポーツモデルで5万380円、クラシックモデルで5万4780円というのは、ちょっと手が出しにくくなった印象があります。体表温度の測定が必要なければ、多少安いHUAWEI WATCH GT 2にするのもアリでしょう。

ちなみに、今回試用したのはeSIM対応の海外版ですが、技適は表示されていました。

国内モデルはeSIM非対応となりますが、eSIM搭載モデルの発売も期待したいところです。

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