オカルトと家電はつながっていた!?『月刊ムー』編集長と家電王の異色対談がトンデモなかった!

沿って : Ilikephone / On : 05/03/2023

家電とオカルト? 接点がイメージしにくいカップリングである感は否めないかもしれない。しかし、家電王・中村 剛さんとオカルト王・三上丈晴さんがいざ顔を合わせると、二人の間に独特のケミストリーが生まれ、話が深まるにつれて熱量が増していくことが実感できた。

2002年に『TVチャンピオン』のスーパー家電通選手権で優勝したことから、家電王というニックネームが定着した中村 剛さん。2017年2月にFacebookでスタートし、現在は14万人以上のフォロワーを誇る「くらしのラボ」(東京電力エナジーパートナー株式会社主催)を監修しながら、同名のYouTubeチャンネルで200本以上の動画をアップしている。GetNavi webでも過去に数回にわたってコラボ記事に協力していただいた。

オカルト王・三上丈晴さんが編集長を務める『ムー』は、「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」がキャッチフレーズの1979年創刊のオカルト情報誌だ。最近は紙媒体であることにとどまらず動画配信やSNSにもステージを広げ、関連グッズも書籍からアパレル、ファッション小物まで幅広い展開を見せながら、令和日本のポップカルチャーシーンにおけるトップランナーとして認識されている。

家電王とオカルト王。まさに異色の組み合わせだ。その接点を探るべく設けた場で、火花散るトークが繰り広げられた。

家電王はムー民だった!?

――まず、家電王に『ムー』との接点についてお聞かせください。

家電王

去年の12月、昔『ムー』でも特集していたグレート・コンジャンクション(※1)という現象がありましたね。星の動きはシミュレーションできるので、○○年〇月にこういうことが起きるというのがわかります。グレート・コンジャンクションから連想していくと、「地の時代」から「風の時代」(※2)に変わっていく過程、「もの」から「こと」へという流れの中、今は所有物とか情報だとか、さまざまなものがあふれていると思うのです。

――そういう時代に家電王としてお仕事をなさっているわけですが、普段から心がけていらっしゃることはありますか?

家電王

寝ている間とか瞑想的な行いの中でデータの整理をする。こうしたことは無意識のうちに、音楽を聴きながらぼーっとしている時とか、少し瞑想に近いような状況で無意識下の脳の働きに委ねられているような気がします。取捨選択の基準を自分の無意識に任せるという言い方もできると思います。

オカルト王におたずねしたいのですが、ひとことで瞑想と言っても、ただぼーっとしているのとは違うだろうし、当然起きている状態ではないだろうし、休む時間がきわめて少ない脳をどんな状態にもっていけば、瞑想としてベターなものになるのでしょうか。

オカルト王

結構大仰なことを言う人もいますが、唯一の鍵となるのは呼吸だけです。自律神経をコントロールするのは呼吸しかないので、それができれば精神状態、ひいては集中できている状態の脳波―α波にもっていくことができます。

――超能力者も瞑想を日々の生活に取り入れているという話を聞いたことがあるのですが……。

オカルト王

――家電王は、インプットとアウトプットのプロセッシングに瞑想的なメソッドを用いていらっしゃるようですね。ヒーリング効果についてはどうお考えでしょうか?

家電王

瞑想と親和性が高い家電って?

――瞑想、ヒーリングという話の流れからヨガを連想します。ヨガには「チャクラ」という概念がありますが、どういうものかオカルト王から説明していただけますか。

オカルト王

オカルトと家電はつながっていた!?『月刊ムー』編集長と家電王の異色対談がトンデモなかった!

――チャクラに対して積極的に働きかける方法があるとすれば、それが瞑想ということになるのでしょうか?

オカルト王

――では、ここで家電王に瞑想と親和性が高そうな家電をご紹介いただきたいと思います。

家電王

今は家電でも、BOSEがマスキング音を出す製品(※5)を売り出したりしていて、睡眠をテーマにした製品がたくさんあります。ここで言う睡眠というのはただ単に眠れればいいというのではなくて、脳をちゃんと休ませて機能させるという目的があります。そういうアプローチの家電はたくさんあります。

オカルト王

家電王

睡眠を通してしっかりリセットすると、朝起きた時に新たな知識を入れる状態が整っているでしょう。さきほど、瞑想はいろいろなものを注ぎ込んでいく過程であるという話が出ました。翌日のインプットのためにも脳の整理をしておくことが必要だと思います。要らないものは捨て、要るものをきちんと整理しておくことが大切です。

『SmartSleep』のような家電をサポートとして使って、面白いとか気分がいいという個人的な経験をするためにも役立てて行くのがいいと思います。最近は、個人の体験を後押しするようなこの種の家電が増えています。判断を司るのは脳なので、メディテーションも含め、いかに脳の性能を上げていくかということではないでしょうか。それに尽きる気がします。

オカルトと家電の親和性

――なるほど。ちなみに、お二人は脳の性能についてどうお考えですか?

オカルト王

α波波が出ている時は、地球と共鳴している状態にあるといえます。面白いのは音波も同じで、たとえば7.8ヘルツの倍音で声を意識的に出して歌っている歌手の方がいます。この人が歌うと、イルカや鳥が寄ってくるんだそうです。ドリトル先生みたいです(笑)。

先ほどのヨガの話に戻りますが、ヨガでも自然と一体になるという考え方があります。本質はこのあたりにあるのかもしれません。誰しも、こうした状態を一日のうちに何回か迎えるでしょう。特に、眠っていて起きるまでの間の状態が特によいようです。完全に起きてはおらず、眠ってもいない状態です。

家電王

オカルト王

特に今はパソコンやスマホでデータ管理ができるようになりました。全然関係のない人とデータを共有することもできます。そうすると、もっとこうしたほうがいいんじゃないかという思いも生まれるでしょう。メンタルヘルスの分野で言っても、大きな可能性を感じます。

――最後に家電とオカルトにについてお二人に伺いたいのですが。

家電王

よくわからないものをひとつにまとめて「オカルト」という呼び方をしますが、実はその中には経験している人が多いこともあるのではないでしょうか。勘違いかもしれないけれども、何かが起きていることは確かなので、それが解明できた時には一気に理解が進みます。

オカルト王

自宅で過ごす時間が長くなったことを実感している人は多いに違いない。ただ、そういう時間はコロナ禍の結果としてもたらされたわけであって、だからこそ、少し前まで存在しなかった種類のストレスも生まれているはずだ。これまであり続けていたストレスも、コロナ禍特有のストレスもまとめて効率よく解決していくための方法論として、日々の生活に瞑想を取り入れてみてはいかがだろうか。

家電王が紹介してくれたように、瞑想や脳内整理につながる家電もある。自分なりのやり方で、メンタルヘルスをしっかりと整えていくことも可能なのだ。全く接点がないと思われる家電とオカルトも、少し掘り下げれば親和性の高さが見えてくる。この対談の視点に立って「くらしのラボ」の動画を見ると、ひと味違った印象を受けるのではないだろうか。

なお、近日、第2弾レポートもお届け予定。そちらもご期待いただきたい。

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