運動不足を可視化! このままではマズイと思わせてくれるスマートウォッチ「Amazfit GTR 3 Pro」で迎える旧正月

沿って : Ilikephone / On : 21/11/2022

運動不足を可視化! このままではマズイと思わせてくれるスマートウォッチ「Amazfit GTR 3 Pro」で迎える旧正月

2月4日(金)12時30分 ITmedia PC USER

Amazfitのスマートウォッチシリーズで最上位モデルとなる「GTR 3 Pro」。ブラウンレザー(左)とインフィニットブラック(右)が用意される

運動不足を可視化! このままではマズイと思わせてくれるスマートウォッチ「Amazfit GTR 3 Pro」で迎える旧正月

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 2年近い在宅ワーク生活に加え、この正月休みで体がすっかりなまってしまった、緩んでしまったという人はいないだろうか。 問いかけるまでもなく、筆者がそれに当てはまる。というのも、2019年までは、1年の半分はイベントやインタビューといった取材で外に出かけていたが、コロナ禍に突入してからというもの、ほぼ家から出ない日が続いているからだ。 結婚してから太ったのかな、と考えていたのだが、SNSで「n年前の今日」の写真が上がってくるのを見るに、少なくとも2年前はもう少しシュッとしていた。これは看過できない事態だ。 ただ、やみくもに体を動かしても、成果がないと、すぐにあきらめてしまう性格なので、“動いた”という証を可視化することが筆者にとっては重要になる。にもかかわらず、レコーディングダイエットでは、記録するのが面倒で長続きしない。運動を自動検知して、自動的に記録してくれないと駄目なのだ。 そのようなニーズに最適なのが、アクティビティをトラッキングしてくれるスマートウォッチである。世の中には多彩な製品が出ており、どのモデルを選ぼうかと考えていたところ、編集部から「良さげなスマートウォッチがありますぜ」と声をかけてもらった。この「Amazfit GTR 3 Pro」(アマズフィット ジーティーアール スリー プロ)をしばらく使うことになったので、そこで気がついたことをお届けしたい。●大型で見やすい有機ELディスプレイを採用 Amazfitは、Xiaomi(シャオミ)と提携してXiaomiブランドで製品を展開している、Zepp Health(旧HUAMI)が販売しているブランドだ。スマートウォッチの他、イヤフォン、体組成計などのヘルスケア製品を多数用意する。 Amazfit製品が搭載するウェアラブルOSは「Zepp OS」(ゼップオーエス)だ。2014年以降、同社は1億台以上のウェアラブルデバイスを出荷しており、それらは1200億時間分の心拍数、151兆歩の歩数など膨大な量のデータを集積しているという。そして、スタンフォード大学や北京大学第一医院、ノルウェー科学技術大学などと提携して、健康管理についての研究も行っているそうだ。 つまり、“Amazfit”や“HUAMI”といったブランドやメーカー名に聞き覚えなのい人が多いとしても、決してポッと出などではなく、実績のある企業だというわけだ。 そんなAmazfitブランドが2021年に発売したGTR 3 Proは、GTRシリーズの中でもハイエンドモデルにあたる。となると「でも、お高いんでしょう?」と聞きたくなるが、Amazfit オンライン販売価格は税込み3万9800円と、Apple Watchの最安モデル(アルミニウムケース/41mm/GPSモデル)より9000円も安価だ。 では、機能性が劣るのか、というとそういうわけでもなさそうだ。 まず外観から見ていくと、角の丸いスクエアタイプのスマートウォッチが多い中で、Amazfit GTR 3 Proは円形をしている。一般的なアナログウォッチに寄せたデザインだ。ボディーの材質はアルミニウム合金で質感も高く、1.45型で480×480ピクセルの画面解像度、331ppiのULTRA HD AMOLEDディスプレイを採用する。傷がつきにくく、指紋汚れも付着しづらいコーディングを施した強化ガラスで覆われおり、タッチ操作も可能だ。 ボディーサイズは直径が約49mm、厚さが約10.7mmで、革製のバンド幅は約22mmある。バンド込みの重量は約44g(時計単体は約33g)とApple Watchに比べてやや重いが、実際に装着していてもそれほど差は感じない。5気圧の防水機能(50メートルの深さに相当する圧力に最大10分間耐えられる)を備えている。 スマホとの接続はBluetooth 5.0、Wi-Fiは2.4GHz帯に対応する。位置情報取得には、GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSSを用いるため、世界中どこにいても(地下などを除き)ほぼ死角はないだろう。 続いて、豊富な機能を見ていこう。●日々のアクティビティで健康スコアを算出 本製品に搭載されているのは光学式心拍数、加速度、ジャイロスコープ、地磁気、環境光などの各種センサー、気圧高度計や温度計などだ。コロナ禍で話題の血中酸素濃度も測定可能だが、あくまでも医療用ではないので過信は禁物ではある。 とはいえ、心拍数や血中酸素濃度、ジャイロスコセンサーなどを組み合わせることで、ストレスチェックや睡眠時無呼吸症候群の可能性チェックなど、ビッグデータとAIを活用した体のモニタリングができる点は興味深い。 他にも、スピーカーを内蔵しているので楽曲をスマホから転送して、ウォッチ単体で再生したり(ストレージ容量は約2.3GB)、音声を録音/再生したり、通話を受けたり、オンライン(Alexa)/オフラインでの音声アシスタントが使えたりするなど、簡易なオーディオ端末としても使える。コンパス、現在地の気圧、日の出日の入りといった情報も、手元で確認可能だ。トレッキングを趣味とするのであれば、便利だと感じるだろう。 また、性別や年齢情報に、心拍数データ、アクティビティのモニタリング情報を「PAI」(Personal Activity Intelligence)という健康スコアとして数値化(可視化)することが可能だ。1日の中で完結するのではなく、7日間の運動、睡眠、心拍数などをトラッキングした結果の数値が100以上であれば生活習慣病のリスクを大幅に軽減できるという。 あくまでも、パーソナライズされた数値なため、「SNSで見かける、あの人ほど運動できない……」と落ち込むことなく、自分に合った運動ができているかどうかを判断するのに役立つ。ついつい他人と比べがちな人にとっては、ありがたい機能なのではないだろうか。 バッテリーの持続時間は最長12日間となっている。容量450mAhのバッテリーを内蔵しており、約2時間でフル充電が完了する。充電方法はマグネット式で、時計裏面に専用端子を備えたUSBケーブルを装着して行う。入浴時以外は、付けっぱなしでいいというのが、できるだけ正確なライフログを取ろうと思っている身にはありがたい。もちろん、常時点灯の設定も可能だ。●QRコードでアプリのインストールも接続も楽にこなせる Amazfit GTR 3 Proを使う前に、まずはスマホに「Zepp」アプリをインストールしておこう。Zeppは、HUAMI製のヘルスケア端末を管理するアプリで、以前にレビューした「Amazfit PowerBuds Pro」を始め、スマートバンド「Amazfit Band」シリーズやスマート体重計「Amazfit Smart Scale」などを接続して管理できる。 シリーズでそろえておけば、自分の体に関する記録を自動的に一元化できるので、記録が面倒でダイエットが長続きしない筆者のようなタイプの人にはピッタリだ。 Zeppアプリの対応OSは、Android 7.0以上/iOS 12以上となっている。 アプリをインストールするために、Google Playストア内を探す必要はない。Amazfit GTR 3 Proで言語設定を済ませると表示されるQRコードをスマホカメラで読み取れば、Google PlayストアのZeppアプリページが開くからだ。 アプリをインストールしたら、スマホのBluetoothをオンにしてZeppアプリを開き、プロフィールをタップしよう。ここではさまざまなHUAMIヘルスケア端末を管理/設定できる。 Zeppアプリでは、ライフログやPAIなどの情報を「ホームページ」で、デバイスの設定や管理を「プロフィール」で行う。「健康」タブでは、目標値を設定したり、各種ワークアウトをする直前に「スタート」ボタンを押したり、励まし合う仲間を追加したりすることができる 次いでアプリに写真撮影、録画を許可し、Amazfit GTR 3 Proに表示されたQRコードをスキャンしてペアリングする。途中、時計側でもペアリングの承認が求められるので、チェックマークをタップして、ペアリング作業を完了させよう。●柔軟なカスタマイズに対応しているのも大きな魅力 筆者はスマホのGalaxyシリーズを愛用していることもあり、以前はサムスン電子ジャパンの「Galaxy Gear S3」というスマートウォッチを使っていた。2つのボタンと回転するベゼルで操作するタイプのもので、それぞれのコントロールの役割は、上がホームボタンで、下が戻るボタン、そしてベゼルはカーソル移動またはスクロールを担っている。 その操作に慣れてしまっていたため、Amazfit GTR 3 Proをタッチしてスクロールしたり、左から右にスワイプしたりして戻るなどの操作に戸惑ったのだが、「あれ、これはスマホと同じだ……」と考えを改めることで、スッとなじむようになった。人間の思い込みとは恐ろしい。 Amazfit GTR 3 Proは、ホーム画面で右にスワイプすることで現在地の天気やPAI、睡眠時間などのアクティビティをチェックするためのアクティビティや、ミュージックプレイヤーなどを表示したり、上にスワイプして通知、下へのスワイプで設定リストを表示したりできる。 先述したように多機能な製品で人によって使い方はそれぞれだと思うので、筆者が便利だと感じたところを紹介していこう。 1つはモニタリングのカスタマイズが自在に行えることだ。心拍数を24時間モニタリングするかしないかを設定できるだけでなく、その間隔を1分/5分/10分/30分から選べる。もちろん、間隔が短ければバッテリーの減りは早くなる。また、心拍数モニタリングをオフ(手動測定)にしていても、運動時のみ測定するよう「アクティブ心拍数モニタリング」が別に用意されているのもいい。 また、ウォーキングやジョギングを始めた際に、わざわざスタートボタンのようなものを押さずとも、自動的に運動を検知して測定してくれる「運動検出」も優秀だ。感度を3レベルの中から選べる他、どの運動に対して有効にするのかもカスタマイズできる。 以前使っていたGalaxy Gear S3では、運動を始めてから3分ほどたたないとトラッキングしない仕様だった。筆者の場合、運動といっても近所のコンビニ(徒歩5分)へ行く程度のため、ようやく検知した頃には、目的地に到着するといったことが多かったのだ。 しかし、Amazfit GTR 3 Proでは、感度を「高レベル」にしておけば、運動開始から1分ほどで運動を検出し、わずかなワークアウトでも、きちんと反映してくれる。実にありがたい。 歩数に関して、筆者は日常的にニッティング(編み物)を行うのだが、Galaxy Gear S3ではその腕の動きをウォーキングと勘違いして歩数にカウントしてしまっていた。しかし、本製品ではそういったこともなく、ほぼ実際の歩数のみをカウントしているようだ。これは、歩くとき以外に腕を動かす人——例えば、日常的にプレゼンを行う人や、板書をする教師など——にとって、正確な値を把握するのに役立つだろう。 カスタマイズの豊富さでいえば、手首を持ち上げてディスプレイをオンにするかどうかだけでなく、その動作を終日オンにするか、就寝後はオンにしないかといった設定も行える。就寝時刻(手首を持ち上げてディスプレイをオンにするのを終了する時刻)の設定は、当日内だけでなく、いわゆる26時(アプリでは「明日2:00」と表示)などとすることも可能だ。誰も彼もが0時までに寝るわけではないことをよく分かっているなと感じた部分でもある。●運動習慣がなく不安に感じている人にピッタリ 特にイチオシだと感じたのは、バッテリーのもちの良さだ。製品ページに「最大12日間駆動可能」と紹介されていたため、「1週間使えればいいかな」と考えていた。しかし、実際に使ってみたところ、12日目の朝に、バッテリー残量が5%となり、アプリ内に「充電してください」と表示された。心拍数を10分ごとにモニタリング、運動検出も高レベル、睡眠の自動検出、血中酸素自動モニタリングをオンにするなど、かなりバッテリーを消費する使い方をしていたのにだ。充電の煩わしさから解放されるのは何よりありがたい。 これなら、毎日、入浴時のみ充電し、それ以外は装着するという使い方が実現するだろう。ほぼ完璧なライフログが取得できるに違いない。 機能紹介で健康スコア「PAI」について触れたが、レビュー中に「100」を超えることはなかった。運動といっても、コンビニに行くだけで、たまにMeta Quest 2(旧Oculus Quest 2)でBeat Saberをやるだけ、といった生活なので予想内の結果だ。 キャッシュレス決済や定期券の代替といった機能は持たないが、普段気になるヘルスケアデータを分かりやすく見せてくれるAmazfit GTR 3 Proは、おうち時間が増えている昨今にフィットするモデルだ。 今回もこのように数値化されることで、自分がいかに運動不足なのかを思い知ることができたので、2022年は軽いウォーキングを日課にして100PAI越えを目指したいと思う。早く暖かい季節にならないかなあ。

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