「iPhone」をもっている人にとって、「Apple Watch」は最適なウェアラブル端末である。ガジェット好きなら、誰もがそう思っていることだろう。唯一の問題は、どのモデルを購入するか、ということになる。
アップルはApple Watchの最新モデルとなる「Apple Watch Series 7」を発売した。「Apple Watch SE」や旧モデルの「Apple Watch Series 3」も継続販売されているが、多くの人に愛されてきた「Apple Watch Series 6」は販売終了になっている。
これらのApple Watchはどれも似たようなデザインで、機能もおおむね共通している。今回の購入ガイドでは、どのモデルがあなたにとって最適なのか、また旧モデルは価格に見合った価値があるのかについて解説しよう。
[編註:2022年2月に内容を更新]
多くの人に最適な選択:「Apple Watch SE」
2020年は「Apple Watch SE」の発売にいらいらさせられた。アップルはSeries 6とSEを同時に発表したが、SEでは画面の常時表示や心電図の測定機能など、Apple Watchで最も人気のある機能の一部が削られていたのである。
なぜ、「Apple Watch Series 5」を低価格で継続販売できなかったのだろうか。そうしていれば、このミドルレンジのApple Watchが、いまも多くの人にとって最高の選択肢になっていただろう。
Apple Watch SEは、Retinaディスプレイ、Series 3やSeries 5よりも高速なプロセッサー、転倒検知機能、さらに多くのメモリー、そして出力の大きなスピーカーを搭載している。子どもや高齢の家族にApple Watchをプレゼントしたいなら、「ファミリー共有」に対応するモデルとしては最も低価格になる。
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最新かつ最高:「Apple Watch Series 7」
もし初めてApple Watchを購入するなら当面は使い続けるはずなので、最新モデルを選びたくなるはずだ。つまり、「Apple Watch Series 7」を買うべきなのである。
Series 7の最大の特徴はディスプレイの刷新(そして新しい本体のカラーヴァリエーション)だ。画面の面積が20%拡大し、フルサイズのキーボードを利用できるようになったことで、文章の視認性と入力しやすさが改善されている。また、毎日の充電が欠かせないスマートウォッチにとって重要なポイントだが、充電が高速化されている。
このほかに搭載された機能の多くは、さらに優れていて高性能なスポーツウォッチになるように設計されている。これまでのApple Watchよりも高い防水性と防塵性を備えているほか、アルゴリズムのアップデートによって転倒検知機能が強化された。また、電動アシスト自転車での運動の指標をより正確に算出できるようにもなっている。