Windows 11の新しい機能アップデート方式とは?(ITmedia PC USER) - Yahoo!ニュース

沿って : Ilikephone / On : 02/07/2022

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2022年のWindows Insider Programの運用方針についての告知(Windows Blogより)

Windows 11の新しい機能アップデート方式とは?(ITmedia PC USER) - Yahoo!ニュース

 本連載の「Windows 11の機能アップデートを考える」と題した記事の中で、Windows 11のアップデートに関する疑問にいくつか触れたが、時を置かずしてMicrosoftから公式回答らしきものが出てきた。【写真】メアリー・ジョー・フォリー氏の記事 今回は2022年にやってくる“機能アップデート”に関する話題、そしてWindows Insider Programの今後についてまとめたい。・MicrosoftがWindows Insider Programを一新 Devチャネルはより実験色が強く

Windows Insider Programの3つのチャネルの使い方が明確に

 今回の新情報は、米MicrosoftでWindows Insider Programのリーダーを務めるアマンダ・ランゴウスキー(Amanda Langowski)氏が「What’s coming for the Windows Insider Program in 2022」のタイトルで2月3日(米国時間)に公式Blogに投稿したもの。Windows Insider Programに関する話題ではあるものの、同時に前回の記事での疑問点だった「大型アップデート(機能アップデート)の周期とは関係なく、どうやってWindows 11に新機能を追加するのか」の部分への言及があるため、まとめて解説しよう。 現在、Windows Insider Programには「Dev Channel」「Beta Channel」「Release Preview(Channel)」の3つのチャネルがあるが、Dev Channelは「とにかく最新機能を取り込んでいち早く提供する」、Beta Channelは「直近のリリース(通常のケースでいえば次の大型アップデート)に合わせた最新ビルドを公開」、Release Previewは「一般提供直前の最新ビルドを試すためのもの」のような位置付けになっていた。 以前に、Dev Channelが「Fast Ring」、Beta Channelが「Slow Ring」の名称で呼ばれていた時代には「両者の違いがほとんどなくて分かりにくい」とコメントしていたが、名称変更に合わせて両者の違いが明確化され、少なくとも現状では試したいビルドによってチャネルを選択しやすくなっている。ランゴウスキー氏による各チャネルは解説は次の通りだ。Dev Channel 異なるコンセプトの検証やフィードバックを経て、将来的にリリースされない可能性もある機能や体験についてエンジニアが開発を行っているチャネル。注意点として、Dev Channelは特定のWindowsや機能のリリースに合致するものではなく、変更や削除、あるいは別の機能での置き換えが発生する可能性があり、Windows Insider Programを越えて一般ユーザーに提供されることはない。Beta Channel 一般ユーザー向けリリースで提供される体験をプレビューするためのチャネル。Dev ChannelとBeta Channelは並行開発が行われており、機能や体験がBeta Channelの方で先に出現する可能性もある。Release Preview(Channel) 一般ユーザーに間もなく提供されるリリースを事前体験するのに最適なチャネル。現状で特に役割的な変更はない。 ポイントは、Beta Channelにある「並行開発」の部分だ。以前に「Androidアプリ実行機能はBeta Channelでの実装の方が早く、Dev Channelでは後付けだった」と述べたが、これはMicrosoftの考えるBeta Channelの役割分担で起こり得る現象ということだ。 今回はプレビューからリリースまでの期間が短かったため、Dev Channelより先にBeta Channelに実装されるという現象が起きたが、今後も機能によってはBeta Channelで優先提供されるものがあるということになる。 また、Dev Channelにおいては一時的に実装が行われるものの、すぐに取り除かれたり、あるいは「特定のユーザーのみ利用可能な機能」というものが存在したりするケースがある。これは一種の「A/Bテスト」であり、Dev Channelユーザーを対象に「特定機能を提供した場合とそうでない場合」とで検証を行うことを目的とする。 ゆえに、Dev Channelに参加していたとしても、同チャネルで提供されている全ての機能が利用できるわけではない点に注意したい。おそらく、一般ユーザーに先行して最新機能を試したいというのであれば、Dev Channelよりも、むしろBeta Channelを選択すべきと筆者は考える。

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